2007年度入試 合格体験記

京都女子大学大学院 発達教育学研究科心理学専攻 合格 Oさん
大阪大学大学院 人間科学研究科教育学専攻 合格 Aさん
神戸大学 医学部保健学科看護学専攻/兵庫県立大学 看護学部看護学科 合格 Tさん


京都女子大学大学院 発達教育学研究科心理学専攻 合格 Oさん

私が臨床心理士になるために、指定大学院の受験をしようと決心したのは9月の中旬でした。
その時点で大半の大学院の前期試験には間に合いそうになかったので、後期の試験を受けようと考えました。
しかし、4,5ヶ月で十分な勉強ができるのか、卒論がなかった為、願書と共に提出する論文を書くことができるのかという不安がありました。
そこで、コムニタスに相談をしたところ、試験に必要な臨床心理学と英語に加え、論文作成においても指導やアドバイスをして頂けると聞き、臨床心理学のコースを受講することにしました。
私の場合は時間がなかったこともあり講義から受験勉強のコツを学べたことがよかったと思います。
出題傾向を把握しておられる先生方が押さえるようにと言われたポイントだけでなく、志望校の過去の論述問題を解いたものを先生に細かく評価、指導していただいたことで、自覚できるくらい論述の力がつきました。
論文においては、テーマの選択、問いの設定、文献検索、論文の書き方など全ての段階において、的確な指摘や指導をしていただきました。
一人で論文に取り組んでいるときに行き詰まったことでも、先生とのやりとりの中で、自分の考えや意見をまとめていけたように思います。
コムニタスで出会った同じ臨床心理士を目指す人たちと、大学院受験までの経緯や興味のある分野などの話をできたことも、私にとっては貴重な経験でした。
これからも、たくさんの人に支えられて合格できたことを忘れず、臨床心理士を目指し努力していこうと思います。

大阪大学大学院 人間科学研究科教育学専攻 合格 Aさん

徹底的にその志望大学院に照準を合わせた勉強と、綿密な研究計画が今回の合格の鍵だったと思います。
これらを実現できたのは専門に関して、志望大学院に精通した先生に出会えたこと、研究計画に関して、相談したいときに相談ができる先生がいつも塾にいてくれたことがとても大きかったと思います。
専門に関して阪大では、阪大の先生の専門に即したかなり専門的な問題が毎年出題されるので、一般的な臨床心理学の知識全般に加え、先生の専門領域におきるより深い知識が必要とされました。
阪大の外部から受験をするにあたりこのことはかなりのハンディキャップだと思います。
そこで、大阪大学に精通した先生の授業を受けられたことは、大きな助けとなりました。
英語に関しては、阪大は大学受験の問題のように穴埋め問題や並び替え問題、日本語訳問題が過去に出題されていたので、大学受験向けとして市販されている、難関大学レベルの問題集を解いて勉強していました。
研究計画では、卒論を発展させて考え、過去の研究に遡ってたくさんの論文を読みました。
ほとんどの研究は海外で行われていたので、海外の論文も英語の勉強がてらに読みました。
当然理解の出来ない部分もありましたし、そういう部分は飛ばして読みました。
こういう英語の論文を読む作業で、わからない部分があっても全体を理解できる力が付いたように思います。
作成途中の研究計画は、何度も先生に読んでもらい、最終的に塾の3人の先生に添削してもらいました。
その過程で、どの先生もが疑問に思って質問されたことが、実際の面接でも質問され、この過程を経ることで面接にあたり、ある程度質問を予想し、その答えを用意していくことができました。

神戸大学 医学部保健学科看護学専攻/兵庫県立大学 看護学部看護学科 合格 Tさん

私が看護大学編入を目指し京都コムニタスに通った1年間は、とても充実した受験生活だった。
この塾には、様々な経歴をもった年齢層の異なる受験生がいて、みなが自主的・積極的に勉強する姿勢をもち、それが「勉強しよう!」という楽しい雰囲気を作り上げていた。
そのため、私は授業のない日でも、自然に自習室に向かっていた。
受験勉強は実に長い道のりである。
看護大学編入はさらに「狭き門」という強敵だが、途中であきらめずに継続させることが合格への道につながる。
コムニタスは、勉強したいという人にはもってこいの環境と情報の場になっていたと思う。
そのおかげで、私も継続した学習のパターンを築くことができたのだと思っている。
看護大の編入は実に厳しい。
私は一年の間、志望校合格に向けて、看護・英語に加え、論理的思考を学ぶ必修という授業を受けた。
これらは確実に合格に導く力を養ってくれた。
苦手だった看護では、マンツーマンで向き合い、私の弱点を据えて対処してくれた。
そして、どの科目も、90分間をフルに使い、私のもつ考える力を徹底的に引き出してくれる授業であった。
受験ように丸暗記するというのではなく、考える授業だったのだ。
そこが、基礎力アップにつながっていったのだと思う。
また、先生方が教えてくれたのは受験勉強だけではなかった。
豊富な経験が裏打ちする看護・医療・社会の様々な見解、そして1対1で話すからこそ見えてくる私自身のモチベーション。
大学編入は、学力だけでは合格は難しい。
なぜ、大学で学びたいのか、何を学びたいのか、どうしてそこの大学でなければならないのか、自分はそこで何をしたいのか、自分自身の中にある動機をより明確に引き出す作業は一人ではなかなか難しい。
しかし、勉強を通じて、また先生方との対話を通じて、私は自身の中の答えを明確にすることができたと感じている。
入塾当初は、私には高すぎると思っていた志望大学の神戸大学と兵庫県立看護大学であったが無事、合格した。
コムニタスで学ぼうと決めた自分の選択が間違っていなかったと私は確信している。