京都コムニタスへ入塾したことで、私は先の見えない不安から解放され、目標をはっきり意識できるようになったと思います。
私は、臨床心理士になる道を決意したのが遅く、勉強を始めたのは3回生の2月からでした。しかし、一人では情報も少なく、ずっと大学院入試の実態がつかめないままでした。そして誰かに相談したいという思いから、京都コムニタスの入塾説明会に行きました。そのとき、各大学院の特徴など、はじめて具体的な話をきくことができ、とても救われる思いがしました。豊富な情報量と信頼感から、ここに行けば絶対に大丈夫、と確信し、入塾しました。
入塾してからは、大学院入試への臨み方が大きく変わりました。まず、自分のように臨床心理士を目指す仲間の存在を実感しながら、ともに勉強することができました。そして、志望理由や面接対策に関する重要なポイントを必修の授業で学び、高校以来まともに読むことがなく不安だった英語は、先生から教わった「前から止まらずに読む」ことを徹底し、むしろ以前よりも速く読めるようになりました。専門科目については、ほとんど授業で初めて学ぶという状態でしたが、毎回丁寧な授業で、とても記憶に残りやすかったです。また、キーワードテストで、重要なキーワードを明確に示していただき、見通しをもって勉強をすることができました。
私が一番苦労したのは、書類の作成です。臨床心理士への思いや研究したいことが漠然としていたため、なかなかうまく進みませんでした。もっと早くから目的意識をもって、いろんな準備ができるようにしておくべきだった、と悔やむこともありましたが、先生は時間をかけて向き合ってくださいました。先生との対話を通して、私自身多くの気づきを得ました。そして結果として、私の思いを最大限に引き出した書類を仕上げることができました。これは、不安だった面接への大きな自信にもつながりました。
大学院とは何か、というところからはじめ、目標を具体的に認識したうえで受験に挑むことができたのは、私の心の支えとなりました。関わってくださった先生方、生徒の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。一人では得られなかった新たな視点、そして受験を乗り越えたこの自信を、これからも大切にしていきたいと思います。半年間、本当にありがとうございました。