京都光華女子大学大学院 人間関係学研究科心理学専攻 

2011年度合格 Hさん

この度、第一志望の大学院に合格することができました。

 大学を卒業して17年、社会人生活や私生活で経験した出来事から、臨床心理士として働きたいと思うようになりました。・・と決意したものの、大学院という世界が身近でなく、まず何から手をつけて良いのか全く分かりませんでした。母校の心理学の教官に相談したところ、あっさり「予備校に行きなさい」とアドバイスされました。私は独学で、少ない費用で合格したい、と思っていましたが、思い切って京都コムニタスに入学することにしました。

 大学院受験は、私がこれまでに経験した、大学受験や就職・資格試験とはまったく違うタイプのものでした。研究計画、心理学の論述問題、英語の長文、面接試験・・知識だけでなく、自分の言葉で論理的に表現する力が求められ、戸惑いました。京都コムニタスでは、知識に加え、大学院受験に必要な思考を身につけることができました。

 研究計画では「オリジナルなもの」が出来上がるよう、締切日前日まで何度も添削していただきました。研究計画を作るために「なぜ臨床心理士になろうと思ったのか?」という段階まで戻って考えたことにより、私自身の決意を明らかにすることができました。心理学や英語は、先生方が一人一人の理解度を把握して下さっており、授業外の時間にも個別で指導の時間を作って下さいました。そのため、細かい部分まで添削して頂けました。心理学の授業で出されたキーワードが本番の試験でも出題され、平常心で受験することができました。英語は、試験時には長文を見ても平気になりました。面接試験では授業で扱った内容と同じことが尋ねられ、スムーズに応対できました。

 私は合格という結果だけを求めて通い始めましたが、京都コムニタスでは、合格後の人生においても役立つことをたくさん教えて頂いたと感じています。大学院入学後やいずれ臨床心理士として働き始める時・・きっと悩むことも多いと思います。そんな時、京都コムニタスでの日々・・授業で教わった物事の考え方だけでなく、現役の大学生や様々な年代の方と励まし合った日々、先生方や事務の方とお話ししたこと・・などなど・・を思い出せば、チョット違う角度から事態を眺められてラクになれそう・・と思っています。