京都ノートルダム女子大学大学院 心理学研究科臨床心理学専攻 合格 Nさん

私はキリスト教の教会に通っており、困っている人の相談に乗り役に立ちたいという思いから、臨床心理士を目指し、大学院受験を決意しました。
とは言うものの、大学時代は心理学部ではなかったので、心理学の知識はほとんどありませんでした。研究計画なんて聞いたこともないので、一体どうすれば良いのか分かりませんでした。さらに、大学院とはどのような所か、研究者とは一体何なのか、大学院をどのように選べば良いのか、ということもさっぱり分かりませんでした。英語にも苦手意識がありました。
このように分からないことがたくさんあったので、予備校に何軒か足を運びました。私がコムニタスへ行こうと決めたのは、次の5つのポイントが気に入ったからです。①塾長自ら入塾説明会を行って、私のどんな質問にも分かりやすく答えてくださったこと②体験授業に参加して講師の方々の熱意を感じたこと③生徒の方々が自由に学習し、お話しできる雰囲気があったこと④卒業生の院生の方もよく塾に来られているので、大学院の生きた話が聴けること⑤研究計画を何度見てもらってもお金が掛からないこと、です。
実際に入塾してみると、心理学の授業はとても分かりやすく、毎回の小テストで少しずつ力を付けることができました。特に授業外指導では、早い時期から論述問題の解き方を教えてくださいました。辞書を丸写しすることしかできなかったのに、試験直前には自分の知識を用いながらも客観的に見て分かりやすい文章を書くことができるようになりました。
英語の授業では、何度も英文を読みました。毎回同じような文法の質問をしても分かるまで教えてくださいました。授業外指導では、過去問を解いたものを見てくださり、私の苦手な「as」や「,」や「and」が複数出てくる英文が正確に読めるようになりました。
研究計画は、直前までテーマを絞りきれず、思いのほか苦戦しました。最初は宗教を研究計画に入れても良いのだろうか、人目が気になるし・・・と不安だったので、宗教ネタは避けようと思っていました。自分のアイデンティティと葛藤し、苦しむ中で塾長と何度も話すうちに私の本当にしたい研究に気づくことができました。オリジナリティを出したことで、私自身、人間として一皮剥けた気がします。
必修の授業で教わったREBTや問題解決の方法は、大変興味深い内容でした。毎回面白かったです。今後も役に立つでしょうが、受験当日には本当に役に立ちました。最初の心理学の試験で時間配分が上手くいかず、ほとんど白紙で提出した解答がありました。私の顔は火照り、背中がヒヤッとして「もう今回はだめだ」と心の中で一瞬思いました。その時に先生の授業での言葉を思い出し、「確かに心理学は思うようにいかなかったけれど、まだ結果は出ていない。今自分にできることを精一杯やろう!」という気持ちに切り替えることができました。その後に続く英語と面接の試験をなんとか乗り越え、無事、志望校に合格しました。受験生の不安も考慮してくださる先生方のご指導に感謝しています。
受験勉強を共にした仲間たちには本当に励まされました。社会人の方も多くいらっしゃり、皆さん様々な背景をもっていらっしゃいました。私は仲間たちのモチベーションの高さに強い刺激を受けることができました。大学院入学後も同じ努力をしてきた仲間たちとの関係を持ち続けることができそうです。楽しみです。
コムニタスでの一人一人の出会いに感謝しています。受験仲間や、院生の先輩方や、先生方といった多くの方々に支えられ、励まされて受験を乗り越えることができました。これからも励みます。本当にありがとうございます。