武庫川女子大学大学院 文学研究科臨床心理学専攻 合格 Kさん

 私は大学入試の時から大学院進学を考えていました。その一方で教員免許の取得も考えており、4回生の6月には教育実習へ行くことが決まっていました。私は1人で勉強ができるタイプではなかったのと、英語への苦手意識がとても強かったので、3回生の6月から、京都コムニタスへ通って勉強することにしました。私が通い出した当初は4回生の受験直前だったので、来年の自分の姿を重ねて授業を受けていました。京都コムニタスに通いだしてすぐに先生といろいろな話をしたり、授業以外でも自習をしにいけばよかったのですが、入試直前の先輩方の姿をみていると、行くことが出来ず、長い間、授業の時間しか京都コムニタスへ行かなくなりました。すると、先生に話しかけるタイミングを完全に逃してしまい、余計に授業以外の時間に通えなくなりました。そんな私の姿をみて、同級生や先輩に励まされることもたくさんありました。「いつか先生と話さなければならない時がくるから焦らなくても大丈夫だよ。」先輩に言われた言葉にとても励まされて私は私のペースで勉強に取り組むことが出来ました。
 授業では心理や必修は内容に納得できたり、理解出来ることが多かったので、受けることに苦痛はありませんでした。しかし、苦手意識が特に強かった英語に関しては、授業は理解できないし、予習をしても分からないし、という状態で、”英語の何が分からないのかが、分からない”という感じでした。分からないから勉強も楽しくないし、やりたくないという負のループでした。質問に行くにしても、何が分からないのかが分からなかったので、何を聞けばいいのかが分かりませんでした。でも英語をしないわけにもいかないので、英文を持って先生の所へ行き、一文一文を一緒に訳してもらうことになりました。
 他の人が過去問や難しい英文を解いている中で、私は初歩の英文を細かく教えてもらうという状態でしたが、私が今やるべきこと、私が今できること、自分のペースを崩さないことを心掛けて勉強しました。夏期講習の内容は正直全く分かりませんでした。でも分からなかったことを先生に言って、授業外の時間にゆっくり教えてもらうことになりました。8月は0時近くまで教えてもらうこともよくあり、根気よく教えてもらえたことにについてとても感謝しています。入試直前には励ましてもらい、おちついて英語の試験に取り組むことが出来ました。私はこの夏、初めて英語と向き合うことができました。まだまだ読めるといえる状態ではないですが、英語をもっと勉強したいと初めて思えました。この気持ちになれたのは間違いなく、先生が根気よく私に英語を教えてくれたこと、最後まで見捨てずにいてくれたからだと思います。
 また面接試験では長い間必修の授業を受けていたので焦ることなく落ち着いて話をすることが出来ました。必修の授業を受けているときには身に付いているのか分かりませんでしたが、試験になってしっかりと身についていることを実感することが出来ました。
 そしてなにより京都コムニタスへ通って多くの人と出会うことができました。3回生の6月から通っていたので、先輩と話をすることもよくありました。先輩の頑張っている姿を見たり、合格した喜びに満ちた姿、不合格で悔し涙を流している姿。私はたくさんの人と関わり、たくさんの人と話をすることで、頑張ることが出来ました。私が4回生になって、受験生となった時も、先輩たちの姿を思い出すことがたくさんありました。また、医学や看護など心理ではない人と話すことで自分の視野を広げるとことが出来ました。心理の同級生だと焦りが見えたりして自分のペースを守りきれそうになかった時には心理以外の塾生に励まされたりして勉強出来ました。先生はもちろんのこと、京都コムニタスの生徒さんとの関わりがあったので、私は最後まで自分のペースを守りきることができ、合格することができたと思いました。