神戸大学 医学部保健学科看護学専攻 

2011年度合格 Mさん

 塾で過ごした約半年間は、私にとってとても貴重な時間となりました。
塾までは少し遠い・仕事をしながらの通学ということで最初は心配でしたが、通い始めると苦痛は感じませんでした。
それは、塾に通うたびに新しい学びがあることや、同じ目的の友達と学べることが楽しかったからだと思います。

 最初のうちは、授業についていけず不安に思うこともありました。
しかし英語や看護の授業では、毎回授業後に先生から予習・復習をしっかりするように言われていたので必ず予習復習をしました。
また、授業外でも指導していただきました。
この指導の中で、自分が何が苦手で、何ができているのかを指導していただき、学習ポイントが分かりました。
 英語では、受験英語ということだけでなく英語論文はどのように書かれているのか、どのような単語が論文にふさわしいのかを学び、”自分が使う日本語”で訳すことにも力を注ぎました。
英語論文を読解するためには、日本語感覚が実はとても重要であることに気づく事ができました。
 看護では、知識の詰め込みだけではなく、一つ一つの病態や看護についてなぜそうなるのか、なぜそのような看護が適切なのかということを学ぶ事ができ、日々の看護を振り返る機会にもなりました。
看護の思考過程をどのように論述するのかということも意識した授業でした。

 また、必修の授業では「大学で学ぶということはどういうことか」「自分自身を正しく知ること」「自分で信頼できる情報を集め考えること」などをはじめ多くの事を学び、気づき、考える事ができました。
この授業を通して徐々に視野が広がっていくのを実感できました。
私は、面接がとても苦手なのですが、この授業を受けたおかげで求められた問いに確実に返答できるようになりました。
実際の面接でも伝えたいことをきちんと言葉するにする事ができました。
小論文も苦手だったのですが、過去問を何度も添削していただけたので、実際の試験では困ることはありませんでした。
そして、先生との面談の中で、「看護論を学びたい」という漠然とした思いを、どんなことを学びどんな成果を残したいのかという具体的な形にする事ができました。
おそらくこの事が編入学するものにとって大切なことなのではないかと思います。
学問を学ぶことから長い間離れていた自分にとって、目的を持って編入学をするためには、京都コムニタスでの学びは不可欠であったと感じています。