基礎数学

数学の基礎は何と言っても四則演算です。
当塾の基礎数学では、
まずは四則演算を一定以上のスピードで、また一定以上の精度で出来るかどうかの確認と練習を行います。

その上で、次に考えるべきは文字式の扱い方です。

3/12の記事でも書きましたが、看護専門学校の数学の問題で扱われるのは、
(1)数と式の計算、(2)関数、(3)図形、(4)場合の数と確率、です。
これらの4つに共通するのは、文字式を扱う分野だということです。

ここから話が少し抽象的かもしれませんが、
文字式を扱うときに、
文字(x、y、z、θなど)はそもそもどういう役割であって、
どういう扱いをするべきなのかが分かっていなければ、
公式を本当に理解することはできませんし、
もちろん公式を使うことも出来ません。

方程式や関数が苦手だという人には、
方程式や関数の公式だけを使おうとして、
文字そのものの使い方が出来ていないために、
結局、解答が導き出せない、という人が多いように思われます。

これは教える、というよりも演習を重ねて体得してもらうものですので、
基礎数学ではその演習を中心的に行います。
その上で、実際の問題でも文字の使い方が同じであることを体験してもらうことを、
当塾基礎数学のゴールに設定したいと思います。

抽象的な話を長々と書きましたが、
実際に授業で行うことは、
基本的には数の計算と文字の計算の練習、
そしてその応用として実際の分野の基礎問題を行うことになります。