医学部学士編入受験コース
医学部学士編入試験とは、基本的に学士を持つ人を対象に行われる、医学部の第二年次もしくは三年次への編入学試験です。国立や私立で最近では三十近くの大学で行われています。
医学部学士編入試験は、大学により試験科目が大きく異なります。英語と高校生物で筆記試験合格が狙える学校もあれば、大学数学まで勉強しなければならない大学もあります。ただ、一般的には、書類審査、筆記試験、面接の総合点で決まることは間違いありませんので、総合力の養成に最も力を注ぎます。
京都コムニタスの授業では、英語や生命科学を中心に進めますが、必要に応じて分子生物学や物理、化学なども行っています。英語については「小論文」という試験課題であっても英語力が問われることも多く、いつでもどのような時でも英語で対処できるだけの素養が必要になってきます。
試験科目はほとんどの大学で[書類審査][専門科目][語学][論文][面接]の組み合わせになりますが、大学によって出題形式は様々です。一般入試に比べて試験科目が少なく、文学部出身者や社会人にとって受験しやすい制度と思われがちですが、倍率がたいへん高く、20倍以上になることもしばしばあり、極めて狭き門といわざるを得ません。国公立大で募集定員若干名~10名程度が通常です。
試験内容は主として[英語][自然科学・生命科学・生物][小論文・面接]試験と据えられています。小論文・面接では、医師志望理由、医師免許がなぜ必要なのか、これまでの経歴、それを医学にどう生かすのか、などは当然のように聞かれます。また高い倫理観と大学入学後の目的意識の高さなどはたいへん細かくかつ厳正に審査されます。また受験生の人間性が問われるのは当然なのですが、入学してから留学などせずにやっていけるのかどうかもチェックされます。医学部学士編入試験勉強だけにとどまらず、日常生活において「医療過誤の問題」や「ノロウイルス」「ヒトゲノム」「出生前診断」「ES細胞」「臓器移植」についてなど、医学的な最新の知識をその是非を問えるまでに探究することが重要です。
自然科学
大学によっては、数学や物理、化学が出題されます。
数学は微分積分をはじめ、線形代数などがよく出題されます。物理学は力学を中心にして、熱学や電磁気学などが出題されます。化学は高校化学の理論や有機化学がベースとなり、大学によっては物理化学・有機化学それぞれ専門レベルまでが出題されることがあります。
当塾では、それぞれの科目について、高校レベルの理論を学び、志望大学に応じて専門レベルまで指導します。
生命科学
多くの大学で出題されます。生命科学は医学を学ぶ上で基礎となる分野ですから、入学前にある程度の知識が必要とれています。
志望大学にもよりますが、一般に「大学教養程度」とされています。基礎となるのは高校生物です。まず、生物学の基礎からはじめ、生化学や生理学、細胞生物学、分子生物学などを指導します。少人数制クラスのため、高校や大学で生物を勉強されていない方にとっても無理なく勉強できるようにしています。
※数学・物理・生命化学のうち必要に応じた科目を選択していただきます。複数科目選択することも可能です。
※コムニタスでは医学部学士編入受験コースは…
専門科目と英語はマンツーマンで授業を進めます。英語は、早い段階から医学英語に慣れていきます。比較的多分量を読ませる大学が多いため、日常から英語に触れられるように訓練を積んでいきます。小論文・面接・書類審査対策等は必修科目で能力を養っていきます。
必修科目は集団で受けて頂きます。その中で、コミュニケーションスキル・論理的思考・成果見積算出等を習得していきます。また一次試験は書類審査を課す大学もありますが、確実に突破できるだけの書類を作成するために、教員と生徒で一緒に最初から作っていきます。