臨床心理士とは

臨床心理士とは、日本臨床心理士資格認定協会という民間団体が認定している資格です。医師や看護師のように国家資格ではありません。

臨床心理士は、臨床心理学に基づいて、人間の心や精神的な問題にアプローチする対人援助職、いわゆる「心の専門家」です。

協会によって臨床心理士の資格認定が始まったのは1988年(昭和63年)です。近接領域の国家資格である「社会福祉士」は1987年(昭和62年)から、「精神保健福祉士」は1999年(平成11年)から資格試験が始まっているといった情勢を考えると、臨床心理士という資格は、国家資格ではないですが、歴史のある、専門的な積み重ねが大きい資格になります。

2022年(令和4年)4月1日の時点で、39,576名の「臨床心理士」が認定されています。現在は、医療や教育、福祉、産業、司法などの分野でたくさんの臨床心理士が活躍しています。