花園大学大学院 社会福祉学研究科社会福祉学専攻 臨床心理学領域 合格 Oさん

私は、地道にコツコツと勉強するのが大の苦手でした。臨床心理士になりたいという気持ちは前から持っていたのですが、そんな自分が大学院に行くなんて絶対に無理だと思っていました。しかし、それでも臨床心理士になって人生を変えたいという一心で京都コムニタスに入塾しました。それから約一年間学ばせていただいたお陰で、今では勉強するのはこんなに楽しい!と心から思えるようになりました。
勉強が楽しくなった理由として挙げられるのは、自分に合った勉強方法が見つけられたからです。勉強が苦手な上に心理学はゼロからのスタートだったので、まずは毎日一時間でも続けられるような勉強方法をいろいろ試しました。例えば、心理学は自分で用語カードや図を作って何回も読む。英語は先生と長文の読み合わせをする、短い英文の日記を書いて先生に添削してもらう、ということを欠かさずしました。勉強方法が定着するまで時間はかかりましたが、だんだんと勉強した内容が確実に自分のものになっていると実感できるようになりました。椅子に座って勉強する時間も自然に増え、嫌になってすぐに投げ出したくなるということがなくなりました。
そして、もう一つの理由は、塾長の必修の授業で、勉強や自分に対する価値観が変わったことです。必修の授業は、受験のテクニックだけでなく、勉強・研究の意義から不安や偏見の対処方法まで様々なことを教えて下さいます。授業を通して、私は自分のことを「勉強が苦手でダメな私」とレッテルを貼っていたことに気付けました。レッテルを貼った自分にしがみつくのではなく、目標を達成するには何がベストな方法となるのかを考える機会ができました。そうするうちに、自分の物の見方が飴細工のように形を変えて広がっていくことに楽しさを感じるようになりました。

最後に、一番にうれしかったのは、合格したときに塾長が「地道に、着実に、根気よく、こんなキーワードが当てはまる人」と言って下さったことです。まさか自分がこんなに変われたなんて夢のようです。京都コムニタスでなければ、大学院合格も勉強する楽しさも得られなかったと思います。先生方や一緒に勉強した塾生の方とのご縁に巡り会えたことを深く感謝しています。