京都光華女子大学大学院 人間関係学研究科心理学専攻 臨床心理コース 合格 Yさん

私は去年の10月に京都コムニタスに入塾 年齢62歳 大学の専攻は薬学でした。
まず戸惑ったのは心理学。授業で習ったキーワードは理解できるのですが、それ以外は辞典で調べても意味が分かりません。「なぜ一般人に分かるように書いてないの?」と辞典にツッコミ。すると若い塾生の方達が、この本が良いとかこっちの辞典が分かりやすいとかアドバイスを下さいました。
英語は学生の頃好きな教科でしたが、授業で英文を訳すと日本語を並べただけということもしばしば。先生は文法を細かく丁寧に教えて下さり、同じ間違いをしても、その都度きちんと指導して下さいました。
最大の難関は研究計画書の作成。何をどうしたらいいのかさっぱり分かりません。面談の時は開口一番「先生、どうしたらいいのか分かりません」 「先生、何も浮かんできません」 「先生、訳が分かりません」果ては「先生、心理学が追いつきません(研究計画書とは何の関係もありませんが)」等々泣き言で始まりました。様々な角度から先生がヒントを与えて下さるのですが、何も見えてこず真っ暗なトンネルの中にいる気分でした。そんな時頭を擡げるのは、何事にも相応しい時期がある 何を今更この歳で・・・ 元の薬売りに戻ればいいじゃないのという気持ち 逃げの気持ちです。何度か自分自身と向き合い対話を重ねました。そんな不安定な状態でしたが先生は一貫して「大丈夫です」とさらりとおっしゃいます。その言葉に不思議と気持ちを落ち着かせることができました。そしてある時高齢者に関する番組を観ていて、ふとこれだと感じました。一瞬の直感で決めたテーマでしたが、先生との面談を重ねることにより形あるものに作り上げることが出来ました。研究計画書の作成は、非常に苦しい作業だったので出来上がった時はまだ受けてもいない大学院の試験に半分受かったようなとても嬉しい気分でした。
次にやってきた難関は心理学。受験がちかづくにつれキーワードが多すぎて覚えきれない地点に到達。その上論述問題があるなんていったいどんな術を使えば良いの、もう無理だと嘆いていると塾生の方が心理の先生に予約を取って時間外で教えてもらいなさいと提案して下さいました。何度か先生に教えを請ううちに論述なるものの姿が見えてきました。一つ目の大学院を受ける直前の授業で先生が授業時間を大幅に超えてまで教えて下さった問題が大学院の論述問題で出ました。試験中は講義風景が頭に浮かび、先生の言葉をそのまま答案用紙に書き写しているような感覚でした。二つ目の大学院受験直接の授業でも何種類もの資料を提示しながら長時間教えて頂いた問題が論述問題に出ました。こちらもリラックスして受験できました。

 主婦の方へ

家庭があるとなかなか自分の時間が小間切れになりがちです。どうしても家族優先になります。私も受験までに正月が挟まり年末年始は家族のために働きました。正月過ぎには二日間寝込んでしまいましたが、家族の為に働けて満足しています。それ以外は家族の協力が有りとても助かりました。特に受験間近になると心理学が追いつかずリビングの椅子から動けない日がつづきました。自ずと家事は夫の仕事となりました。感謝しています。
試験を終え改めて塾に行くと、そこはとても温かい空間だったことを再確認します。説明会の日に、塾長の説明が終わる頃には、もうこちらの塾にしようと決めていたのは、きっと先生が本当の事だけを誠実に伝えて下さっていたからだと思います。
いつも笑顔で応えて下さった事務の方々や愉快な先生方に本当に感謝しています。